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80年代の南北問題における理論的考察
https://iuj.repo.nii.ac.jp/records/727
https://iuj.repo.nii.ac.jp/records/727c4894dd4-bdea-4ab2-ad81-dcbc26f60de7
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 1983-03-01 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 80年代の南北問題における理論的考察 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Search for Theories of North-South Relations in the 1980s | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | eng | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
岡田, 仁孝
× 岡田, 仁孝× Okada, Yoshitaka |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 1970年代には、OPEC諸国のカーテルの成功、国連における新経済秩序の要求、多国籍企業の行動規制等に見られるように、発展途上国が先進国に対して政治、経済的バーゲン力を強め、先進国は南北交渉において歩み寄らざるをえない立場に立たされた。しかし、その傾向は長続きせず、1970年代後半から1980年代初頭にかけて、南北交渉は対立、混迷、そして、複雑さを深めるに至った。それは、南と北の団結の基盤であった各国の社会経済状態に、以前にも増して、多様化と多極化の傾向が顕著になってきた為である。南側においてはNICsと産油国の台頭により、北側への交渉の内容に多様化が見られ、また、北側においては経済活動のリーダーシップにおける多極化の傾向が顕著になり。先進諸国間の団結どころか貿易摩擦を起こさせるまでに至っている。この論文では、1960年代からの南北関係の動きを捉らえ、その上で、経済社会学における理論が、現在の新しい南北関係を説明する事ができるであろうかと問うてみた。Equilibrium Model,Dependency Theory,Galtung's Theory,Bilateral Monopoly Theoryを吟味したが、現在の多様化と多極化の中における南北問題を適格に捉らえられる理論は見つからなかった。これは、1つには、南と北という二極間の関係として問題を捉らえる概念に根本的に誤まりがあり、また、もう1つには、学術面における理論的発展が現実から遠ざかり、学者が現状把握に遅れをなしているためのように思われる。 | |||||
書誌情報 |
国際大学大学院国際関係学研究科研究紀要 en : Bulletin of the Graduate School of International Relations 発行日 1983-03-01 |